日本で出回ってる医薬品は一般医薬品と薬局医薬品の2種類に分類されて販売使用されています。このうち後者は医療用医薬品とも呼ばれています。さてこの2種類に薬の違いですが、そのもっとも大きな要因は医者の診断結果を書いた処方箋を必要とするかしないかとなります。前者の一般用の場合はこの処方箋が不要で誰でも薬局やドラッグストアなどで自由に買える薬となります。
しかし後者の医療用の場合は医者の診断書である処方箋を必要としているため、それがなければ買うことができません。ではなぜ医療用のほうは処方箋が必要かというと、それは薬の効き目が一般用に比べて強いからです。効き目が一般用に比べて強いために用量や用法を間違えると副作用などのリスクを抱えやすくなります。そのため処方箋がないと買えない仕組みにしています。
またこの2つの薬は市場販売をする際の宣伝にも大きく影響をしています。誰もが買える一般用の場合はテレビやラジオ、インターネットや新聞雑誌広告で制限なく宣伝ができます。しかし処方箋を必要とする医療用の場合は薬事法の制限のためにこれらメディアでの宣伝広告をできないようになっています。そのため医療用の薬の場合は病院や薬局の関係者くらいしか薬の商品名やその詳細などを知ることができません。